今年度最後となる親子体験学習は、桃カステラ作り体験を行いました🍰
まずは、カステラの部分のつくり方を教えてもらいました。
ミキシングの機械で混ぜる様子を見学したり
手で混ぜるところを体験させてもらったり
そして、型に生地を流し込む工程は全員が体験させていただくことができました✨
ボウルから生地が垂れない工夫を聞きながら、慎重に流し込むことができました!
オーブンに入れて焼きあがるまでに、桃カステラの大事な部分である装飾の体験をしました。
まず、ねりきりという餡を葉と茎の形に成形しました。
小さなナイフで模様をつけるところに苦戦していたようでした。
次に、フォンダンというグラニュー糖と水飴を練った蜜をとかし、カステラの上につけていきます。
一度付けたら、食紅を先端に塗ります。
そして、乾いたらさらにフォンダンをつけ、葉と茎をのせて完成です。
淡いピンクの色は、二度づけによって生み出されているんだなとみんな驚いていました。
桃カステラが完成して、みんなキラキラの笑顔を見せてくれました。
また、飾りつけの途中に焼きあがった出来立てのカステラを試食することもでき、とてもおいしかったです。
完成した後は、桃カステラの誕生エピソードを聞き、感心した表情を見せていました。
貿易で栄えていた長崎だからこそ生まれたお菓子だということを知り、保護者の方から「へぇ~」という声が聞かれました。
また、桃カステラは長崎県菓子工業組合で商標登録されているもので、長崎以外では作れないものとなっています。最近は、ねりきりを羊羹などに変更しているところもあるようです。職人さんは、「伝統的な製法としてねりきりを使っているので、ねりきりを使用していないものは、、、」と言葉を濁していました。そんな職人さんの姿をみて、伝統の味、製法を守るのは大事だということ、また大変だなと感じました。
今回ご協力いただいた、サンフリード様、大竹堂様、ありがとうございました。
親子体験学習は、
①親子で体験活動を楽しむことで、親子のふれあいの大切さを感じたり、他の家族との交流を深める。
②異国情緒あふれる 長崎の歴史や文化に触れることで、地元の魅力を再発見し、認識を深める機会とする。
という2つの目的をもって行ってきました。
1年間でたくさんの体験ができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。
長崎に住んでいるからこそ当たり前すぎて、長崎のことをあまり知らず、初めて知ったこともたくさんありました。
これからも長崎のことをよく知り、たくさん学んでいってほしいと思います。
今後とも附属中学部をこれからもよろしくお願いします。