5月7日(土)、玉木学園の130周年記念事業を行いました。
長崎ブリックホールを会場として実施。1500名近くの来場者数となりました。
ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
当日は、はじめに玉木学園の130年の歴史について紹介しました。
本学園は、1892年に玉木リツ氏によって設立された長崎女子裁縫学校を始まりとしています。
ホワイエでも、これまでの作品やパネルの展示を行いました。
幅広い世代の卒業生の皆様もご来場くださっていました。
現在の学園の様子については、中学・高校・専門学校の皆さんが説明をしました。
数多くの聴衆を前に、堂々とした説明で大役を立派に果たしてくださいました。本当にお疲れさまでした!
記念事業の目玉イベントとして、ダウン症の女流書家・金澤翔子氏、その母親・泰子氏をお招きし、席上揮毫と講演を開催しました。
翔子氏は、全国の古刹に書を奉納したり、東日本大震災の復興に向けた活動をされたりと全国的に活躍をされています。
純粋でチャーミングなお人柄は人々を笑顔にする一方、見た者の魂を揺さぶるような書を次々に生み出す天才書家です。
この日も、母泰子氏と「共に生きる」という作品を揮毫してくださいました。
席上揮毫のあとは、泰子氏による基調講演。我が子がダウン症と診断された当時の苦しみや現在にいたるまでの日々をお話くださいました。
どのお話も心に迫るもので、ホール全体がその語られる内容にじっと耳を傾けていました。
「闇の中には大きな光がある」「だめな子は1人もいない」等々、本当に心に残る内容でした。
いわゆる「社会常識」や「普通」、「あたりまえ」という観念について改めて考えさせられる機会となりました。
講演後は、泰子氏と本学園の鬼塚謹吉理事長と対談を行いました。
「成長しない子はいない」というテーマのもと、事前に受け付けていた質問や会場内からのお尋ねにお応えいただきました。
最後は、全体で記念撮影。とても記憶に残るすばらしい記念事業となりました。
130年という節目を迎えた玉木学園です。これからも「実学と共育」の教育理念のもと、日々邁進してまいります。
玉木学園・長崎玉成高等学校、附属中学部、長崎医療技術専門学校、今後ともどうぞよろしくお願いいたします!