3/1(土)、高等学校の第77回卒業証書授与式を挙行いたしました。
温かな日和となり、卒業生たちにとって玉成で過ごす最後の一日が、明るくうららかなものになりました。
卒業生たちは、式の前に最後の学年集会。
そして、学年団の各先生からメッセージをいただきました。
先生方にとっても、生徒の皆さんと多くの感情を共にした3年間でした。
あっという間の3年間、という人もいれば、青息吐息で何とか3年間踏ん張ったという卒業生もいるかもしれません。
「卒業」の捉え方は卒業生1人ひとりで異なるものかもしれませんが、今日という1日を迎えられたのは、コツコツと集団で毎日を重ねてきたからです。
同じ学年で集う最後の時間も、そんな3年間を振り返られる、良いものとなりました。
そして式本番。
本校の卒業式は、卒業生1人ひとりに卒業証書を渡します。
担任の先生から呼名をされ、ステージへ上がります。
一歩一歩レッドカーペットを進み、証書を受け取ります。
時間にしてほんの1,2分程度のことですが、それでも卒業生にとっては、これから先の人生の中で何度も何度も振り返る「濃密な時間」です。
卒業生の全員が、この濃密な時間を勇ましく、凛とした姿で証書を受け取ることができました。
保護者の皆様も、教職員にとっても、本当に素敵なひと時を共にすることができたと思います。
そして、在校生代表の送辞、式歌の斉唱も卒業生を送り出すものとしては、これ以上なく素晴らしく、感動を呼ぶものでした。これからの玉成は、1,2年生に託されます。
玉木学園・長崎玉成高校は、「実学の尊重」と「共育」を教育の理念としています。
調理科・医療福祉科・衛生看護科は、この3年間で専門性を磨くことができたと思います。
また、普通科も「共に育つ」という字の通り、周りの人たちと一緒に特色ある学校設定科目を熱心に取り組み、温かい3年間を過ごすことができました。
学科は違えども、この3年間、多くの人たちの支えがありました。ご家族、教職員、外部の実習先の皆様、そしてクラスメイトたち。
人間、ひとりでは生きていけません。感謝の気持ちを忘れず、これからも勇ましく生きてください。
そして皆さん自身も、近くの人に手を差し伸べることが当たり前にできる、強く優しい人間になってください。
3年前、本校は皆さんの志望校でした。そしてこれからは「母校」です。年を重ねて、何年が経とうとも、ずっとずっと、母校です。
壁にぶつかったり、悩んだりした時は頼ってもらってかまいません。
玉成は、常に学びを得る場所であり、自分を変えられる場所であり続けます。
皆さんと一緒に、学園も、教職員も3つの年齢を重ねました。
これまでの「教師と生徒」ではなくなりますが、共に過ごした日々を知る者同士、折に触れて玉成にお越しください。
教師にとって、教え子の成長した姿を見ることほど教師冥利に尽きるものはありません。
皆さんのこれからを、これからも応援しています。
卒業生の皆様の明日と明後日が、ずっとずっときららかなものとなりますように。
卒業、おめでとう!