8月9日(金)、長崎に原爆が投下されて79年目を迎えました。
長崎市の平和祈念式典には、本校からも附属中学部生徒2名が学校代表として参列。献水係としても参加をさせていただき、高校ハンドベル部も[平和の鐘]を演奏いたしました。
本校でもこの日を登校日とし、平和学習を行いました。
各クラスでは、あらためて原爆が長崎に投下された経緯や、核保有国やその主張、国際情勢などについて調べ学習を行いました。
その後、大ホールに一堂に会し、平和講話を聴きました。
今回は、ボランティア団体の『夢現隊』の皆様に紙芝居を用いた朗読および平和祈念の音楽(歌)をご披露いただきました。
『夢現隊』の皆様、ありがとうございました。生徒・職員にとっても貴重な経験をさせていただき、しっかりと聴くことができていました。
79年前のこの日、本学園も多数の女学生の皆さんが命を落としたと、学園誌に記録があります。
亡くなった方々も、裁縫を学びにきていて、自分が大人になって働くという[当たり前の将来]をきっと持っていたことと思います。
それは、現在の高校生と同じ感覚であったことでしょう。
その[当たり前]は、無慈悲な原爆によって、一瞬で奪われてしまいました。
被爆者の平均年齢も80歳を上回り、被爆の実相を伝えていくことが求められる世になっています。
長崎に生きる者として、子どもの頃から行ってきた[8.9祈りの日]はこれからも忘れてはならない1日です。
高校を出て県外で生活をしても、ぜひこの1日は大切に過ごしてもらいたいと思います。
暑い日が続きます。
皆さん、ご自愛ください。
令和6年8月9日(金)
長崎玉成高校・附属中学部